[初心者Webディレクター向け]病院(クリニック)のWebデザインにおいて情報の優先順位はどうやって決めるか?

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病院(特に小規模なクリニック)のWebサイトデザインにおいてどんな情報を掲載していくべきかということを文章化してみました。これはあくまでも私の考え方なので人それぞれですがあながち間違ってはいないかなと。タイトルをWebデザインとしているのは検索するとき、そのほうが検索しそうだなと思ったからです。デザイナー向けというよりかはWebディレクター向けです。

きっかけは部下のWebディレクターの一言

大枠はほんとうの話ですが、かなりわかりやすくするためにフィクションとなってますが……

街のクリニックのディレクションを担当しているWebディレクター1年目のAさん。
サイトはあるにはあるけど診療時間と場所だけ書かれた謎のWebページのみ。ということでほぼ新規案件。

浮かない顔しているので話を聞くと、打ち合わせにてお客さんから

「トップページはもっとシンプルに診療時間と場所と診療科目がわかればいいよ。治療の方針とかをつらつら載せなくて大丈夫」

と言われ、わかりましたと受け入れてました。
いや大丈夫ではないぞーと心のなかで思いながらも、Aさんはどう思う?と振ってみると

「私は先生の人柄やどんな気持ちで診療しているかがわかるほうがいいと思います」

と。けど、お客さんがそうしたいというからそうしちゃったそうな…。

 

 

 

それはまずいよね。

そこはちゃんと説明をして、説得をしていかないと。なんのためのWebディレクターよ。多分サイトは問題なく納品できると思う。お客さんの希望だからね。それが形になっていれば納品は問題なし。けど、結局見込んでいた(見込んですらいないだろうけど)効果が現れず、お客さんは怒るか業者選定を間違えたと思って次の仕事は来ないよ……

と、まぁ納めて終わりであればこれでも良いんでしょうけど、それWebディレクターいるかな?ってことになると思います。良くないよね。

病院(クリニック)を探している人たちはWebサイトに何を見に来ているのか?

ということだと思います。考えるべきは。
そこを理解してあげれば必然とWebサイト上に掲載する情報の優先順位は決まります。そうするとトップページもおのずと形が見えてくるはず。

こんな時、Analyticsが見れれれば、どうして言ったらいいかを決めていけます。
その場合は全く問題ないのですが、あなりてぃくす?なんのこっちゃ?くらいのお客さんであれば、当然今のサイトはAnalyticsなんか設置していない。
で、今回の場合だとそもそもほぼ新規なのでそんなの全くない。

じゃあ他から探しましょう。

30代の約半数は病院選びの際に「病院のホームページ」を参考にしている

改めて、いろいろデータ見ましたがこれが一番わかり易い。
メディケア生命保険の病院選び・医者選びに関する調査

30代の約半数は病院選びの際に「病院のホームページ」を参考にしている

病院をそもそも選ぶときになにを参考に?という質問で、20代は44%、30代は約49%が病院のホームページと答えています。
この調査はモバイルリサーチなので、ある程度ネットは普段から使ってます層かと思います。
家族や知人からの口コミが最も高いのは当然として、病院検索サイトよりもホームページを参考にしているというのも目を引きますね。

さて、じゃあこの人達はWebサイト(ホームページ)を見て、どんな点で病院を選んでいるのでしょうか??

ホームページを見て、どんな点で病院を選んでいるのか?

駐車場の有無や、病院の綺麗さや実績などよりも、医者・スタッフの対応の丁寧さ、医者・スタッフの相談のしやすさが、選ぶ際の重要ポイントだとわかります。
面白いのは女性のが男性に比べ、医者やスタッフの情報を重要視していて、女性に比べ男性が重視しているのは病院の規模や病院の新しさというところでしょうか。

どんな医者に診てもらいたいと思っているか?

医者やスタッフを重視しているのはわかった。ではどんな医者のがいいのか?

医者やスタッフを重視しているのはわかった。ではどんな医者のがいいのか?

経験や医療技術よりも説明の丁寧さや話しやすさが上位に来る結果。
ということは、少なくともトップページにそういった情報が見当たらない状態では、他のWebサイト(ホームページ)と比較検討された時に、選ばれにくいということになってしまいます。

情報を掲載するときはできるだけ客観的に

じゃあストレートに「説明をしっかりとおこなっていて、話しやすく相談しやすくしています」と書けばいいかというと、それでは伝わらないですね。
どんな風に説明を行っていて、話しやすくするためにはこんな工夫をしていてということが客観的に書かれているとユーザーは理解してくれます。

加えて、ビジュアルの情報も重要です。
これだけ医者やスタッフの情報を知りたがっているユーザーに対して、全くそういった写真がなかったり、明らかに素材とわかるような写真では興ざめです。
効果を出したいのであれば、顔出しをしっかりとし、患者さんを含めた対応の様子を自然な姿で掲載してあげるといいと思います。どうしても難しければ全員のイラストを作成したりするのもいいかもしれませんね。

推測ではなく数値を用意してお客さんが納得するような説明をしなきゃだめ

ちょっと話し逸れますが、Webサイト制作において、一番厄介なお客さんってどんな人ですか?

私は素人なのにここはこうが良いだの、この色がいいだの、顔出しはしたくないとかごちゃごちゃ言ってくるパターンです。

こうなっているのには理由があるし、なんでこの色なのかも意味がある。でも、こういうお客さんほど聞く耳は持ってくれません。

そんな時は大抵、何のために誰のためにこのサイト作ってるの?を改めて話して目的を共有します。大抵はこれで話を聞いてくれるし、そこにちゃんとした根拠や理由があれば納得してくれます。どれでもあーだーこーだ言ってくる場合はもうそのまま作っちゃいますが。笑

そして話は戻ります。

今回の場合だとWebディレクターのAさんは、自分では医者やスタッフが見えてくるデザインのが良いと思ってました。

けど、お客さん(特に50代以上の古いタイプの人に多いけど)はそう思ってなかった。

一見、ここまでの話の流れだとWebディレクターAさんが正しいし、これってディレクションあるあるだよねと思ってしまいそうですが、その前段階で全然ダメです。

だってWebディレクターAさんは、ただ思ってただけだから。

自分だったらこうする!と考えるのは良いのですが、その気持ちだけではただただ自分が作りたいものを作るということになってしまいがちです。

推測ではなく根拠が必要。
思うだけではなく、推測したならそこに対して必ずなにかしら数値化したデータが必要です。

そうしてお客さんへ説明をし、納得させましょう。

 

番外編:参考にならないデータとは

なんでもかんでもデータを信じて良いかというと、そうでもなくて。
以下の情報を見るようにするといいです。

  1. どこが調査したのか
  2. 人数
  3. 回答の選択肢
  4. アンケート方法

は確認した方がいいです。

どこが調査したのか

これは当然、公的な機関の報告が一番信用できます。総務省の調査報告とかね。

人数

これは内容によりますが、100人以下だと信ぴょう性にかけます。1000人以上だとある程度信頼性はありそうです。

回答の選択肢

選択肢もですが、質問の仕方もですね。
結構結果に関係します。
例えば、「引越し先で病院をどうやって探しますか?」という質問で

  • ネットで検索
  • 近所の人に聞く
  • 遠くてもかかりつけに行く
  • 市役所など公共機関で聞く
  • その他

しか無いとかね。
これがWebアンケートだったら当然「ネットで検索」がダントツでしょう。探しますか?という質問ではありますが、「駅の看板や街なかで見かけて」が選択肢にあれば結果は変わるでしょうしね。

アンケート方法

Webサイトでのアンケートなのか、路上なのか、電話調査なのかなど。
WebサイトでのアンケートならそもそもWebに不慣れな人はいませんよねってこと。

まとめ

ということで一番言いたかったのは、要は誰かを説得したいのであればだれかの推測ではなく、どうにかこうにか根拠となる何らかの数値が必要ということです。

あれ?タイトルの答えになってない笑

一応タイトルに対しての答えはデータに基づいて判断していく。病院(クリニック)のサイトで言えば「人」に関する情報ははすごく大切ということです。

 

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2016年は毎日更新するぞーと思ってこの記事は1月1日に書いていたのですが、書き終わったころには1月2日になってました。
今年の年始は大変短いので、家で過ごしてます。大好きなチョココを箱買いしました。

世界で一番美味しいお菓子だと思います。パッケージ変わったよね?

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ABOUTこの記事をかいた人

Tetsu

都内で働くWebディレクター。ディレクターになる前は某アパレルブランドにて勤務。「なんとなくおもしろい」という理由でこの業界にいる。このブログもなんとなく続けてます。Twitterはやっていません。